投資家の間で話題になってるIPOって、上場前の株式の抽選に申込んで、当選した株式を初値で売って儲けるトレードのこと?
よく知ってるね。当選した株式を必ずしも初値で売る必要はないけど、誰も株価の天井は読めないから、初値で売るのが定石だね。
ふーん、そうなんだ。でも、儲かりやすいんだったら、ほとんど当選しないんじゃないの?
投資家に人気のトレードだから、基本的に落選ばっかりだけど、配分の多い主幹事の証券会社は相対的に当選しやすいから、必ず口座開設しておきたいね。それとブックビルディングは複数の証券会社から申込めるので、ガチで当選を狙うんだったら、IPOを取り扱っている証券会社の口座は全て開設しておくのがおすすめだよ。
この記事で分かること
・CONNECTの過去のIPO取扱状況
・CONNECTからIPOの抽選に参加する場合の取引ルール
今回はCONNECTの取引ルールを解説するから、IPOの抽選に参加したことがない人も、参考までに見てみようか。
- 1.大和証券で取り扱う銘柄はCONNECTからも申込可能
- 2.CONNECTの資金拘束は当選したタイミングと補欠当選した株式を購入するタイミング
- 3.CONNECTのオンライントレードは委託販売する株数の70%が完全平等抽選
- 4.委託販売する株数の30%は完全平等抽選で落選した投資家を対象に再抽選
1.大和証券で取り扱う銘柄はCONNECTからも申込可能
CONNECTは大和証券グループ本社が株式の100%を保有するスマホ証券であることから、主に大和証券が取り扱う銘柄を委託販売の証券会社として取り扱うことになります。
IPOの取り扱い自体は2020年12月にスタートしたばかりですが、販売を委託する大和証券が年間で10~30社程度の主幹事を務めることからも、ガチでIPOの当選を狙うのであれば、CONNECTの口座は積極的に開設しましょう。
2.CONNECTの資金拘束は当選したタイミングと補欠当選した株式を購入するタイミング
IPOの抽選に参加する場合、SMBC日興証券やマネックス証券のようにブックビルディングの段階で資金が拘束される証券会社も少なからず存在するところですが、CONNECTの資金拘束は株式が当選したタイミング、もしくは補欠当選した株式を購入するタイミングなので、当選も補欠当選もなく抽選の段階で買付余力が確認できれば、口座に入金している金額の範囲で複数の銘柄のブックビルディングに申込むことが可能です。
ただし、資金は拘束されないまでも、ブックビルディングの申込前に必要資金が口座に入金されていないと、ブックビルディングの申込ができないので注意しましょう。
3.CONNECTのオンライントレードは委託販売する株数の70%が完全平等抽選
CONNECTのオンライントレードは、委託販売する株数の70%が完全平等抽選により抽選されます。
委託販売の証券会社の場合、主幹事証券や引受証券と比較して配分される株数が少ない傾向はありますが、大和証券が主幹事を務める場合のCONNECTや、野村証券が主幹事を務める場合のLINE証券のように、販売を委託した証券会社が主幹事を務める場合は、通常よりも多めの配分が期待できるので、必然的に当選の期待も高まりますね。
・委託販売の証券会社でも当選が期待できるパターン
主幹事がSBI証券・・・SBIネオトレード証券
主幹事が岡三証券・・・岡三オンライン
主幹事が大和証券・・・CONNECT
主幹事が野村證券・・・LINE証券
主幹事が三菱UFJモルガン・スタンレー証券・・・auカブコム証券
4.委託販売する株数の30%は完全平等抽選で落選した投資家を対象に再抽選
さらに特筆すべき点として、CONNECTでは完全平等抽選で落選した投資家を対象に、委託販売する株式の30%が下記5つの優遇条件で再抽選されるので、ガチで当選を狙う場合は可能な範囲で準備しておきましょう。
IPOを攻略する上で複数の証券会社の口座開設が必要な理由
・同じ銘柄に1社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方が当選する確率が高い。
・当選する確率が高い主幹事の証券会社は複数あるので、上場が発表される前に口座を開設してスタンバイしておくのがベスト。
・店頭系証券会社の子会社は親会社が主幹事の場合、相対的に多くの株数が配分されるので、当選をゲットする上で意外と侮れない。
以上、投資にドハマリしているくまちゃんのCONNECTに関する記事でした\(^o^)/