投資家の間で話題になってるIPOって、上場前の株式の抽選に申込んで、当選した株式を初値で売って儲けるトレードのこと?
よく知ってるね。当選した株式を必ずしも初値で売る必要はないけど、誰も株価の天井は読めないから、初値で売るのが定石だね。
ふーん、そうなんだ。でも、儲かりやすいんだったら、ほとんど当選しないんじゃないの?
投資家に人気のトレードだから、基本的に落選ばっかりだけど、配分の多い主幹事の証券会社は相対的に当選しやすいから、必ず口座開設しておきたいね。それとブックビルディングは複数の証券会社から申込めるので、ガチで当選を狙うんだったら、IPOを取り扱っている証券会社の口座は全て開設しておくのがおすすめだよ。
この記事で分かること
・マネックス証券の過去のIPO取扱状況
・マネックス証券からIPOの抽選に参加する場合の取引ルール
今回はマネックス証券の取引ルールを解説するから、IPOの抽選に参加したことがない人も、参考までに見てみようか。
1.マネックス証券はIPOの引受実績が豊富
・マネックス証券の主幹事数と取扱銘柄数(直近3年間)
2019年:主幹事数0社,取扱銘柄数45社
2020年:主幹事数0社,取扱銘柄数50社
2021年:主幹事数1社,取扱銘柄数65社
マネックス証券は直近3年間で主幹事を務めた実績こそほとんどないものの、毎年コンスタントに40~70社程度の銘柄を取り扱うので、ガチでIPOの当選を狙うのであれば、マネックス証券の口座は積極的に開設しましょう。
2.マネックス証券の資金拘束はブックビルディングに申込むタイミング
IPOの抽選に参加する場合、マネックス証券のようにブックビルディング申込の段階で資金が拘束される証券会社も少なからず存在します。
IPOの閑散期であれば特に問題はありませんが、3月や12月のようなIPOの抽選が目白押しの時期に、マネックス証券で取り扱う全ての銘柄の抽選に参加しようとすると、あっと言う間に資金が枯渇してしまうので、資金に余裕のない方は、マネックス証券よりも配分される株数の多い、主幹事証券を優先して抽選に参加しましょう。
3.マネックス証券のオンライントレードは引受株数の100%が完全平等抽選
マネックス証券のオンライントレードは、なんと引受株数の100%が完全平等抽選により抽選されます。
上記の理由から、マネックス証券は主幹事に次いで当選確率が高いケースも少なくないので、2020年12月に上場したプレイドのデータを参考に、オンライントレードで配分された株数を他の証券会社と比較してみました。
・各証券会社のオンライントレードで配分された株数(上位5社)
みずほ証券:203,570株(2,035,700株の10%)
マネックス証券:79,700株
楽天証券:63,800株
SBI証券:55,790株(79,700株の70%,口数比例抽選のみ)
野村証券:18,610株(186,100株の10%)
プレイドの抽選では、マネックス証券はみずほ証券に次いでオンライントレードで配分された株数が多かったので、資金に余裕があれば、マネックス証券からも極力抽選に参加したいですよね。
IPOを攻略する上で複数の証券会社の口座開設が必要な理由
・同じ銘柄に1社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方が当選する確率が高い。
・当選する確率が高い主幹事の証券会社は複数あるので、上場が発表される前に口座を開設してスタンバイしておくのがベスト。
・店頭系証券会社の子会社は親会社が主幹事の場合、相対的に多くの株数が配分されるので、当選をゲットする上で意外と侮れない。
以上、投資にドハマリしているくまちゃんのマネックス証券に関する記事でした\(^o^)/