前回に引き続き、今回はIPOにお薦めの証券会社の一つである、auカブコム証券の取引ルールをさくっと解説してみたいと思います。
それでは早速行ってみましょう。
IPOを攻略する上で複数の証券会社の口座開設が必要な理由
・同じ銘柄に1社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方が当選する確率が高い。
・当選する確率が高い主幹事の証券会社は複数あるので、上場が発表される前に口座を開設してスタンバイしておくのがベスト。
・店頭系証券会社の子会社は親会社が主幹事の場合、相対的に多くの株数が配分されるので、当選をゲットする上で意外と侮れない。
- 1.三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取り扱う銘柄はauカブコム証券からも申込可能
- 2.auカブコム証券の抽選は購入申込の後
- 3.auカブコム証券の資金拘束は購入申込のタイミング
- 4.auカブコム証券のオンライントレードは委託販売する株数の100%が完全平等抽選
1.三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取り扱う銘柄はauカブコム証券からも申込可能
auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の子会社であることから、主に三菱UFJモルガン・スタンレー証券が取り扱う銘柄を委託販売の証券会社として取り扱うことになります。
販売を委託する三菱UFJモルガン・スタンレー証券が年間で15~45社程度の銘柄を取り扱うことと、その内の1~6社程度の主幹事を務めることからも、ガチでIPOの当選を狙うのであれば、auカブコム証券の口座は積極的に開設しましょう。
2.auカブコム証券の抽選は購入申込の後
IPOの抽選はブックビルディングの後に抽選が行われる証券会社がほとんどですが、auカブコム証券を含むいくつかの証券会社では購入申込の後に抽選が行われます。
購入申込の後に抽選が行われる証券会社・・・auカブコム証券,GMOクリック証券,LINE証券,SBIネオモバイル証券,岩井コスモ証券,楽天証券
auカブコム証券を例に挙げると、まずブックビルディングの申込を済ませることで購入申込が可能となり、購入申込を行った個人投資家を対象に抽選が実施されます。
なお、抽選前に購入申込を行う関係上、auカブコム証券で当選した場合は辞退ができないので注意しましょう。
3.auカブコム証券の資金拘束は購入申込のタイミング
auカブコム証券は抽選に参加するまでの間、ブックビルディングと株式購入の計2回、申込手続きが必要になることに加え、購入申込の段階で銘柄毎に資金が拘束されます。
また、資金は拘束されないまでも、ブックビルディングの申込前に必要資金が口座に入金されていないと、ブックビルディングの申込ができないので注意しましょう。
IPOの閑散期であれば特に問題はありませんが、3月や12月のようなIPOの抽選が目白押しの時期に、auカブコム証券で取り扱う全ての銘柄の抽選に参加しようとすると、あっと言う間に資金が枯渇してしまうので、資金に余裕のない方は、相対的に配分される株数の多い三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事を務める銘柄優先で抽選に参加しましょう。
4.auカブコム証券のオンライントレードは委託販売する株数の100%が完全平等抽選
auカブコム証券のオンライントレードは、なんと委託販売する株数の100%が完全平等抽選により抽選されます。
委託販売の証券会社の場合、主幹事証券や引受証券と比較して配分される株数が少ない傾向はありますが、大和証券が主幹事を務める場合のCONNECTや、野村証券が主幹事を務める場合のLINE証券のように、販売を委託した証券会社が主幹事を務める場合は、通常よりも多めの配分が期待できるので、必然的に当選の期待も高まりますね。
・委託販売の証券会社でも当選が期待できるパターン
主幹事がSBI証券・・・SBIネオトレード証券,SBIネオモバイル証券
主幹事が岡三証券・・・岡三オンライン証券
主幹事が大和証券・・・CONNECT
主幹事が野村證券・・・LINE証券
主幹事が三菱UFJモルガン・スタンレー証券・・・auカブコム証券
インターネットで口座開設が可能な証券会社
以上、投資にドハマリしているくまちゃんのauカブコム証券に関する記事でした\(^o^)/