投資家の間で話題になってるIPOって、上場前の株式の抽選に申込んで、当選した株式を初値で売って儲けるトレードのこと?
よく知ってるね。当選した株式を必ずしも初値で売る必要はないけど、誰も株価の天井は読めないから、初値で売るのが定石だね。
ふーん、そうなんだ。でも、儲かりやすいんだったら、ほとんど当選しないんじゃないの?
投資家に人気のトレードだから、基本的に落選ばっかりだけど、配分の多い主幹事の証券会社は相対的に当選しやすいから、必ず口座開設しておきたいね。それとブックビルディングは複数の証券会社から申込めるので、ガチで当選を狙うんだったら、IPOを取り扱っている証券会社の口座は全て開設しておくのがおすすめだよ。
この記事で分かること
・SBIネオトレード東京証券の過去のIPO取扱状況
・SBIネオトレード証券からIPOの抽選に参加する場合の取引ルール
今回はSBIネオトレード証券の取引ルールを解説するから、IPOの抽選に参加したことがない人も、参考までに見てみようか。
- 1.SBIグループにジョイントしたことで取扱銘柄数が増加
- 2.SBIネオトレード証券はブックビルディング申込前の入金が不要
- 3.SBIネオトレード証券のオンライントレードは委託販売する株数の10%が完全平等抽選
- 4.ステージ制抽選への参加は庶民には無理ゲー
1.SBIグループにジョイントしたことで取扱銘柄数が増加
SBIネオトレード証券は社名が変わる前のライブスター証券の時代から、委託販売の証券会社として年間で10社程度IPOの取り扱いがありましたが、2020年10月1日にSBIグループにジョイントしたことで、今後は取扱銘柄数の増加が見込まれます。
参考までに、販売を委託するSBI証券が年間で80~130社程度の銘柄を取り扱うことと、その内の5~30社程度の主幹事を務めることからも、ガチでIPOの当選を狙うのであれば、SBIネオトレード証券の口座は積極的に開設しましょう。
2.SBIネオトレード証券はブックビルディング申込前の入金が不要
IPOの抽選に参加する場合、ブックビルディング申込前に入金が必要な証券会社がほとんどですが、なんとSBIネオトレード証券はブックビルディング申込前に資金を入金しなくても、IPOの抽選に参加することが可能です。
落選した場合はその時点で終了、ワンチャン当選か補欠当選して、当選した株式を購入する場合のみ口座に資金を入金すればよいので、資金に余裕のない方でもチャレンジできます。
3.SBIネオトレード証券のオンライントレードは委託販売する株数の10%が完全平等抽選
SBIネオトレード証券のオンライントレードは、委託販売する株数の10%が完全平等抽選により抽選されます。
2021年5月までは完全平等抽選の割合が100%だったので、今回の改定で当選はさらに困難となりました。(残念)
ただし、販売を委託するSBI証券が主幹事を務める場合は、通常よりも多めの配分が期待できるので、前受金なしで抽選に参加できる証券会社として、SBIネオトレード証券を活用するのも全然ありですね。
・委託販売の証券会社でも当選が期待できるパターン
主幹事がSBI証券・・・SBIネオトレード証券
主幹事が岡三証券・・・岡三オンライン
主幹事が大和証券・・・CONNECT
主幹事が野村證券・・・LINE証券
主幹事が三菱UFJモルガン・スタンレー証券・・・auカブコム証券
4.ステージ制抽選への参加は庶民には無理ゲー
SBIネオトレード証券では、売買高合計額と資産評価額に応じて当選確率が上がる、IPO抽選優遇プログラムが新設されましたが、ステージ制抽選に参加するためには少なくとも3,000万円以上の資金が必要となるため、ステージ制抽選への参加は庶民には無理ゲーですね。
IPOを攻略する上で複数の証券会社の口座開設が必要な理由
・同じ銘柄に1社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方が当選する確率が高い。
・当選する確率が高い主幹事の証券会社は複数あるので、上場が発表される前に口座を開設してスタンバイしておくのがベスト。
・店頭系証券会社の子会社は親会社が主幹事の場合、相対的に多くの株数が配分されるので、当選をゲットする上で意外と侮れない。
以上、投資にドハマリしているくまちゃんのSBIネオトレード証券に関する記事でした\(^o^)/