投資家の間で話題になってるIPOって、上場前の株式の抽選に申込んで、当選した株式を初値で売って儲けるトレードのこと?
よく知ってるね。当選した株式を必ずしも初値で売る必要はないけど、誰も株価の天井は読めないから、初値で売るのが定石だね。
ふーん、そうなんだ。でも、儲かりやすいんだったら、ほとんど当選しないんじゃないの?
投資家に人気のトレードだから、基本的に落選ばっかりだけど、配分の多い主幹事の証券会社は相対的に当選しやすいから、必ず口座開設しておきたいね。それとブックビルディングは複数の証券会社から申込めるので、ガチで当選を狙うんだったら、IPOを取り扱っている証券会社の口座は全て開設しておくのがおすすめだよ。
この記事で分かること
・LINE証券の過去のIPO取扱状況
・LINE証券からIPOの抽選に参加する場合の取引ルール
今回はLINE証券の取引ルールを解説するから、IPOの抽選に参加したことがない人も、参考までに見てみようか。
- 1.野村証券が主幹事で取り扱う銘柄はLINE証券からも申込可能
- 2.LINE証券の抽選は購入申込の後
- 3.LINE証券の資金拘束は購入申込のタイミング
- 4.LINE証券のオンライントレードは委託販売する株数の100%が完全平等抽選
1.野村証券が主幹事で取り扱う銘柄はLINE証券からも申込可能
LINE証券は野村ホールディングスが株式の49%を保有するスマホ証券であることから、主に野村証券が主幹事で取り扱う銘柄を委託販売の証券会社として取り扱うことになります。
IPOの取り扱い自体は2021年6月にスタートしたばかりですが、販売を委託する野村証券が年間で10~30社程度の主幹事を務めることからも、ガチでIPOの当選を狙うのであれば、LINE証券の口座は積極的に開設しましょう。
2.LINE証券の抽選は購入申込の後
IPOの抽選はブックビルディングの後に抽選が行われる証券会社がほとんどですが、LINE証券を含むいくつかの証券会社では購入申込の後に抽選が行われます。
購入申込の後に抽選が行われる証券会社・・・auカブコム証券,GMOクリック証券,LINE証券,岩井コスモ証券,楽天証券
LINE証券を例に挙げると、まずブックビルディングの申込を済ませることで購入申込が可能となり、購入申込を行った個人投資家を対象に抽選が実施されます。
なお、抽選前に購入申込を行う関係上、LINE証券で当選した場合は辞退ができないので注意しましょう。
3.LINE証券の資金拘束は購入申込のタイミング
LINE証券は抽選に参加するまでの間、ブックビルディングと株式購入の計2回、申込手続きが必要になることに加え、購入申込の段階で銘柄毎に資金が拘束されます。
また、資金は拘束されないまでも、ブックビルディングの申込前に必要資金が口座に入金されていないと、ブックビルディングの申込ができないので注意しましょう。
4.LINE証券のオンライントレードは委託販売する株数の100%が完全平等抽選
LINE証券のオンライントレードは、委託販売する株数の100%が完全平等抽選により抽選されます。
委託販売の証券会社の場合、主幹事証券や引受証券と比較して配分される株数が少ない傾向はありますが、大和証券が主幹事を務める場合のCONNECTや、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事を務める場合のauカブコム証券のように、販売を委託した証券会社が主幹事を務める場合は、通常よりも多めの配分が期待できるので、必然的に当選の期待も高まりますね。
・委託販売の証券会社でも当選が期待できるパターン
主幹事がSBI証券・・・SBIネオトレード証券
主幹事が岡三証券・・・岡三オンライン
主幹事が大和証券・・・CONNECT
主幹事が野村證券・・・LINE証券
主幹事が三菱UFJモルガン・スタンレー証券・・・auカブコム証券
IPOを攻略する上で複数の証券会社の口座開設が必要な理由
・同じ銘柄に1社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方が当選する確率が高い。
・当選する確率が高い主幹事の証券会社は複数あるので、上場が発表される前に口座を開設してスタンバイしておくのがベスト。
・店頭系証券会社の子会社は親会社が主幹事の場合、相対的に多くの株数が配分されるので、当選をゲットする上で意外と侮れない。
以上、投資にドハマリしているくまちゃんのLINE証券に関する記事でした\(^o^)/