前回に引き続き、今回はIPOにお薦めの証券会社の一つである、丸三証券の取引ルールをさくっと解説してみたいと思います。
それでは早速行ってみましょう。
IPOを攻略する上で複数の証券会社の口座開設が必要な理由
・同じ銘柄に1社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方が当選する確率が高い。
・当選する確率が高い主幹事の証券会社は複数あるので、上場が発表される前に口座を開設してスタンバイしておくのがベスト。
・店頭系証券会社の子会社は親会社が主幹事の場合、相対的に多くの株数が配分されるので、当選をゲットする上で意外と侮れない。
1.丸三証券はIPOの引受実績が少なめ
・丸三証券の主幹事数と取扱銘柄数(直近3年間)
2018年:主幹事数0社,取扱銘柄数9社
2019年:主幹事数0社,取扱銘柄数15社
2020年:主幹事数0社,取扱銘柄数15社
丸三証券は主幹事を務めた実績こそないものの、毎年コンスタントに5~15社程度の銘柄を取り扱うので、ガチでIPOの当選を狙うのであれば、丸三証券の口座は積極的に開設しましょう。
2.丸三証券の資金拘束は抽選のタイミング
東海東京証券の資金拘束は、ブックビルディングでも当選した銘柄を購入する段階でもなく、抽選時に資金が拘束されます。
そのため同じ日に複数の銘柄の抽選が控えていて、仮にA社とB社の抽選に参加したい場合は、二社分の必要資金を口座に入金しなければなりません。
また、丸三証券ではIPOの抽選に参加して当選しなかった場合、全ての銘柄が補欠当選扱いとなり、購入辞退しないかぎり拘束された資金は即時で解放されないので注意しましょう。
3.丸三証券のオンライントレードは引受株数の10%が完全平等抽選
丸三証券のオンライントレードは、引受株数の10%が完全平等抽選により抽選されます。
主幹事を務める機会がないことと抽選前の入金が必要であることを考えれば、優先して丸三証券に資金を割り当てる必要性はありませんが、銘柄毎に資金が拘束されて、落選するまで資金が解放されない証券会社と比較すれば、丸三証券の取引ルールは多少なりとも個人投資家に優しいので、資金に余裕があれば丸三証券からもIPOの抽選に参加しましょう。
4.丸三証券のステージ抽選について
丸三証券のオンライントレードでは、丸三証券の取扱株数が一律抽選で配分した株数以外で相当数ある場合にかぎり、一律抽選で当選しなかった個人投資家を対象にステージ抽選が行われます。
ただし、Bステージ以上でステージ抽選に参加するには、丸三証券で多額の資金をベットしなければならないので、丸三証券の取扱実績が相対的に少ないことを考えると、IPOのトレード以外で丸三証券を利用する必要はないでしょうね。
インターネットで口座開設が可能な証券会社
以上、投資にドハマリしているくまちゃんの丸三証券に関する記事でした\(^o^)/