表題のとおり今回は、DeFiのイールドファーミングでBTCを運用するリスクについて考えてみました。
それでは早速行ってみましょう。
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・BNBやAVAXを含む国内取引所では取り扱いのないメジャーなアルトコインの売買が可能。
・フレキシブルセービング,定期ステーキング,BNB Vault,DOTスロット・オークションなど、元本保証のサービスメニューが豊富。
1.PancakeSwapでBTCを運用する手順
DeFiのプロダクトについてはあまり知見もなく、また全てのプロダクトを網羅してもあまり意味はないので、今回はBSCの代表的なDEXの一つであるPancakeSwapを例に、DeFiのイールドファーミングでBTCを運用するリスクについて考えてみたいと思います。
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スクショを見ていただいてもお分かりのとおり、BTCの価格にペッグしたコインであるBTCBとのペアでイールドファーミングが可能なコインはETH,BNB,BUSDの三つが用意されています。
Coincheckで積み立てたBTCを原資としてPancakeSwapでイールドファーミングを運用する場合、まずCoincheckからBinanceにBTCを送金して、BinanceからメタマスクなどのウォレットにBTCを再度送金、次にウォレットとPancakeSwapを接続する必要があります。
さらにPancakeSwapでBTCBを運用する事前の準備として、ウォレットにはBTCだけではなくトランザクションを実行する際に必要となるBNBを送金する必要があることと、保有しているBTCBの半分をETH,BNB,BUSDのいずれかにスワップして、PancakeSwap上でLPトークンを入手、入手したLPトークンをステークすることで、PancakeSwapのガバナンストークンであるCAKEを稼ぐことができます。
2.セルフGOXが怖い
PancakeSwapでBTCを運用するリスクとして、BTCを送金する際も、またPancakeSwapやウォレットから何らかのコインを出金する際も、アドレスを設定してコインを送金する必要があるので、仮にアドレスの設定を間違えた場合、たった1回の操作で保有している資産を失うことになります。
法定通貨を原資としてインカムゲインを稼ぐ手段としては、トラリピやループイフダンなどのリピート系FXが挙げられますが、リピート系FXでは法定通貨の送金で資産を失うことはまず起こり得ないだけに、利回りが同程度であれば、より安全性の高いリピート系FXで資産を運用した方が無難なのではないでしょうか。
3.インパーマネントロスが怖い
イールドファーミングでBTCを運用するリスクはセルフGOXだけではありません。
DeFiのイールドファーミングでは、LPトークンを発行する時とLPトークンを解除する時では、BTCBの数量が必ず増減する仕様となっているため、元本の保証を求めるのであれば、国内か海外の暗号資産取引所でBTCをレンディングした方が無難です。
BTCをレンディングする場合についても暗号資産取引所が破綻すれば元本を失うので、あくまで投資は自己責任になりますが、インパーマネントロスの計算が複雑な上に、DeFiを利用した資産運用は放置度があまり高くないので、腕に自信がなければ参入するのを躊躇してしまいますね。
4.手数料負けが怖い
3でも軽く触れましたが、DeFiを利用した資産運用は放置度があまり高くありません。
例えばPancakeSwapでは、イールドファーミングで稼いだCAKEを単体でステーキングするプールが用意されていますが、PancakeSwapではトランザクションの度に手数料として必要とされるBNBが削られることになるので、報酬として付与されたCAKEをステーキングすべきなのか、あるいは一定の間隔で法定通貨に交換すべきなのか、少額の資金でCAKEを頻繁にハーベストすると手数料負けするリスクもあるため、どのような戦略でDeFiを攻略するかは非常に悩ましいところですね。
5.結論
結論として、2~4のリスクが怖いので、私はDeFiのイールドファーミングでBTCを運用しません。
BTCの積立投資を一旦終了する2022年1月以降は、どこかの暗号資産取引所でBTCをレンディングする予定ですが、この問題については回を改めて考えてみたいと思います。
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以上、投資にドハマリしているくまちゃんの暗号資産に関する記事でした\(^o^)/