先日主幹事の大和証券で当選、委託販売のCONNECTで補欠当選したAB&Companyの株式を購入辞退することにしたので、今回はその理由について話してみたいと思います。
IPOを攻略する上で複数の証券会社の口座開設が必要な理由
・同じ銘柄に1社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方が当選する確率が高い。
・当選する確率が高い主幹事の証券会社は複数あるので、上場が発表される前に口座を開設してスタンバイしておくのがベスト。
・店頭系証券会社の子会社は親会社が主幹事の場合、相対的に多くの株数が配分されるので、当選をゲットする上で意外と侮れない。
1.AB&Companyの当選結果
大和証券:当選
野村証券:落選
三菱UFJモルガン・スタンレー証券:不参加
CONNECT:補欠当選
auカブコム証券:不参加
AB&Companyは仮条件の上限で公開価格が決定したものの、下記に述べる二つの理由から、今回は購入を見送ることにしました。
ちなみに私はNISA口座を大和証券で開設しているので、もし爆益必至の小型株が当選していれば、非課税+ハイリターンが実現したかもしれないので、できれば他の銘柄で当選したかったですね。(残念)
2.AB&Companyの株式を購入しない主な理由
ブログやTwitterでも地雷銘柄と騒がれているAB&Companyですが、私個人の意見としてもAB&Companyは高い確率で公募割れすると予想しています。
理由1 地合いが悪すぎる
一つ目の理由は、IPOの地合いが悪すぎることです。
2021年のIPOは、4月までは公募割れゼロの快進撃が続いていたものの6月以降の地合いは軟調で、たった5ヶ月の間に公募割れの銘柄がなんと7社も出たので、当選した銘柄を購入するかどうかは慎重に吟味しなければいけません。
特に直近では前評判の高かったPhotosynthがまさかの公募割れで初値が決定したので、事業内容に魅力のないAB&Companyの株式に買いが殺到することは、まず起こりえないでしょう。
理由2 売出株数が多すぎる
二つ目の理由は、公募と比較して売出株数が多すぎることです。
統計的に売出株数の比率が高い銘柄は初値騰落率が低い傾向にあり、公募割れしたPhotosynthと比較してもAB&Companyの売出比率ははるかに高いので、論理的に考えてAB&Companyの株式を購入する理由はありません。
3.2021年の当選実績
ついでに300万円程度の資金で年初から全ツッパしている、2021年のIPOの結果についても振り返ってみました。
・初値売りのリターン
紀文食品:+10,055円(みずほ証券で100株当選)
ネオマーケティング:+197,780円(いちよし証券で100株当選)
テスホールディングス:+29,955円(みずほ証券で100株当選)
ジィ・シィ企画:+65,020円(岡三証券で100株当選)
累計:+302,810円
数千万円の資金で配偶者や法人の口座からも抽選に参加しているトレーダーからすれば、しょぼい成績ではありますが、ローリスクな手法で年利10%以上のリターンが実現できていることを考えれば、上出来なんじゃないでしょうか。
IPOは数ある投資の中でも、ローリスク・ハイリターンを狙う手法としてはおそらく最強のトレードなので、100万円以上の資金があっても預金しかしていない方は、まず証券会社の口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。
インターネットで口座開設が可能な証券会社
以上、投資にドハマリしているくまちゃんのIPOに関する記事でした\(^o^)/