表題のとおり今回は、2021/12/22に上場を予定しているFinatextホールディングスのIPOに参加すべきか考えてみました。
それでは早速行ってみましょう。
IPOを攻略する上で複数の証券会社の口座開設が必要な理由
・同じ銘柄に1社から応募するよりも、複数の証券会社から応募した方が当選する確率が高い。
・当選する確率が高い主幹事の証券会社は複数あるので、上場が発表される前に口座を開設してスタンバイしておくのがベスト。
・店頭系証券会社の子会社は親会社が主幹事の場合、相対的に多くの株数が配分されるので、当選をゲットする上で意外と侮れない。
- 1.Finatextホールディングスってどんな銘柄なの?
- 2.フルエントリーした場合の資金について
- 3.当選しても購入を避けた方がよい場合
- 4.そもそもブックビルディング自体避けた方が無難な証券会社はあるのか
- 5.Finatextホールディングスに複数単元当選した場合の出口戦略
1.Finatextホールディングスってどんな銘柄なの?
公開株数:17,796,900株
主幹事証券:計2社
想定発行価格:1,290円
IPOの抽選は参加しても当選しない場合がほとんどですが、公開株数が相対的に多いこの銘柄については、ワンチャン1単元以上の当選が期待できるので、確実に利益が見込めるのであればフルエントリーしたいところではありますが、当選した株式を初値で売るIPOのトレードでは、当選する確率の低い小型株ほど初値が高騰しやすく、当選する確率の高い大型株ほど公募割れする確率が高いので、フルエントリーした場合はどの程度の資金が必要で、当選しても購入を避けた方がよい場合と、そもそもブックビルディング自体避けた方が無難な証券会社はあるのか、それぞれ調べてみました。
2.フルエントリーした場合の資金について
インターネットからFinatextホールディングスのブックビルディングに参加できる証券会社は、大和証券,三菱UFJモルガン・スタンレー証券,岩井コスモ証券,松井証券,マネックス証券,楽天証券,auカブコム証券,CONNECT,スマートプラスの計9社です。
あくまで概算ではありますが、前受金不要の松井証券を除く8社からブックビルディングに参加した場合、1,290円(想定発行価格)×100株×8社=1,032,000円が必要となります。
3.当選しても購入を避けた方がよい場合
2021年のIPOは、4月までは公募割れゼロの快進撃が続いていたものの6月以降の地合いは軟調で、たった5ヶ月の間に公募割れの銘柄がなんと8社も出たので、12月上場の銘柄で公募割れが続出した場合は、当選しても購入しないかもしれません。
また、公開価格が仮条件の上限で決まらない場合も統計上公募割れする可能性が高いので、その場合は当選しても迷わずスルーですね。
4.そもそもブックビルディング自体避けた方が無難な証券会社はあるのか
Finatextホールディングスの主幹事証券,引受証券,委託販売の証券会社の中で、購入を辞退した場合ペナルティーが科されるのは三菱UFJモルガン・スタンレー証券のみです。(三菱UFJモルガンスタンレー証券では購入を辞退した場合、辞退した日から1ヶ月間、IPOのブックビルディングに参加できなくなります)
ただし、主幹事証券である三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、引受証券の岩井コスモ証券,松井証券,マネックス証券,楽天証券、及び委託販売の証券会社であるauカブコム証券,CONNECT,スマートプラスよりも当選する確率が高いので、予算の関係でフルエントリーが無理な個人投資家は、どの証券会社に予算を配分すべきか悩ましいところですね。
5.Finatextホールディングスに複数単元当選した場合の出口戦略
大型株に複数単元当選した場合の出口戦略については、Finatextホールディングスに限らず、当選祭りが予想される大型株全般に共通する課題なので、具体的な戦略を別の記事でまとめてみました。
インターネットで口座開設が可能な証券会社
以上、投資にドハマリしているくまちゃんのIPOに関する記事でした\(^o^)/