最近よく聞くDeFiって、何ができるの?
国内取引所でもBTCやETHを売買したり、低利回りでレンディングすることはできるけど、ぶっちゃけできることって限られてるよね。その点DeFiなら、保有しているトークンを国内取引所では買えないトークンに交換したり、DAppsによっては年利10%以上の高利回りで運用することができるんだ。
ふーん、そうなんだ。年利10%以上は魅力的だけど、私でもできるのかな?
DeFiを使いこなすには中級者以上のリテラシーが必要だけど、使いこなせるようになれば戦術の幅が大きく拡大するから、個人的にはおすすめだよ。
なんだか面白そう。詳しく教えて。
OK、実際に僕が運用しているトークンとDAppsを例に解説するね。
この記事で分かること
・LDOTを運用する上でTaigaを推す理由
・TaigaでLDOTを運用する手順
・Taigaから撤退する場合の手順
今回はAcalaでDOTをステークして受け取ったLDOTを、Taigaで再投資する手順を解説するね。リキッドステーキングのAPYに加えて、債権トークンの運用でさらに利回りを向上させることができれば、DeFiでトークンを運用することが楽しくなるから、DeFiに興味がある人は参考にしてね。
- 1.DOTとは何か
- 2.DOTの累計投資額
- 3.Taigaとは何か
- 4.国内取引所でDOTを買ってTaigaでLDOTをミントするまでの具体的な手順
- 5.現在までの運用成績とtDOTをリディームする手順
1.DOTとは何か
DOTは2023/9/16現在、時価総額第13位の暗号資産です。
ポルカドットはインターオペラビリティの実現を提唱する、イーサリアムキラーと呼ばれる銘柄の一つであり、リレーチェーンと接続可能なパラチェーンでは既に100を超えるDeFiのDAppsがローンチしている(PolkadotとKusamaの合計)ことと、イーサリアムと比較してポルカドットのDeFiはガス代が安いことから、ポルカドットのネイティブトークンであるDOTは投資対象として魅力的な銘柄です。
銘柄選びで着目すべきポイント
① 時価総額は上位に位置しているか
② スマートコントラクトを実装しているか
③ ステーキング可能なトークンかどうか
④ DeFiのTVLは上位に位置しているか
⑤ トークンのユーティリティーが豊富に用意されているか
これまでの歴史を振り返ると、BTCがATH(史上最高値)を更新すると遅れてアルトコインの価格が上昇し、イーサリアムキラーと呼ばれるアルトコインのいくつかはじわじわとサポートラインを上昇させてきたことから、私が保有している銘柄のほとんどはレイヤー1のネイティブトークンです。
株式と異なり、暗号資産にはナスダック100指数やS&P 500のような指数に投資する選択肢がないため、過度なリスクを取りたくない場合は、BTCのみに投資する、あるいはBTCとETHのみに投資する方法をおすすめしますが、ネクストETHを掘り当ててワンチャン100倍以上の爆益を得たいのであれば、暗号資産について勉強した上で分散投資するのも、個人的にはありですね。
2.DOTの累計投資額
現在私はDOTを含む10~15銘柄に分散投資していますが、DOTの累計投資額は下記のとおりです。
DOTの累計投資額
① 元本20万円(指値1,000円で一括投資)
② 元本6万円(2022年に積立投資)
①+②=26万円
一括投資した①については、当初ATHに近い1DOT=6,000円に価格が回復するまで握る予定でしたが、暗号資産と並行して運用している連続予約注文により多くの資金を投資したい場合は、6,000円よりも低い価格で利確するかもです。
昨年積立投資した②については、少なくともBTCがATHを更新するまではガチホ、BTCがATHを更新すれば高確率でメジャーなアルトコインも連れ高になるので、そのタイミングで保有している全銘柄を売却し、ブルマーケットの期間中は暴落する心配のないステーブルコインに再投資して、DeFiでステーブルコインを運用する予定です。
ベアマーケットでDOTを買った場合・・・前提として取得価格が低いので上値余地が大きく、ATHを更新して利確するまでの期間、DeFiでDOTを運用すれば、インカムゲイン+キャピタルゲインで旨味が大きい。
ブルマーケットでDOTを買った場合・・・前提として取得価格が高いので上値余地が小さく、暴落すれば含み損を抱えて利確できなくなるので、DeFiでDOTを運用しても旨味が小さい。
ちなみに、DOTはGMOコインで板取引が可能なので、DOTの投資に興味がある方はこの機会に口座の開設を済ませましょう。
参考までに、GMOコインは派手なキャンペーンこそ実施していないものの、取引所で売買できる銘柄が豊富で、日本円の入出金が無料、暗号資産の送金手数料も無料と、スペック的には国内最強なので、まだGMOコインの口座を開設していない方は、この機会に必ず口座開設しておきましょう。
おすすめの国内取引所:GMOコイン 口座開設
3.Taigaとは何か
Taigaとは、AcalaでリキッドステーキングしたDOTの債権トークンであるLDOTを再投資することが可能な数少ないDAppsです。
Taigaの公式サイト
ポルカドットのパラチェーンの一つであるAcalaには、今のところAcalaとTaiga以外のDAppsはなく、個人的に捕捉できている範囲としては、AcalaでDOTをリキッドステーキングしたLDOTを再投資して、さらに利回りを追求したい場合は、Taigaが具体的なソリューションとなるので、AcalaでDOTをリキッドステーキングする時はよく覚えておきましょう。
Taigaの特徴としては、DOT/LDOTのペア、あるいはDOT,LDOTのシングルアセットをtDOTにミントすることで、ユーザーはミントしたtDOTの数量×運用期間に応じた報酬をtDOTで受け取ることになるので、DOTをリキッドステーキングしてLDOTをガチホするだけでも、DOTの数量を増やすことは可能ですが、DOTをリキッドステーキングした報酬+LDOTを運用した報酬が得られれば、お得感は増しますよね。
AcalaでDOTをリキッドステーキングするだけの場合=年利16.52%
AcalaでDOTをリキッドステーキング+TaigaでLDOTを運用した場合=年利16.52%+年利14.68%
注意すべき点として、DeFiのAPY(年利)は固定ではなく常に変動するので、APYが著しく低下した場合、新たなストラテジーを探す必要がありますが、あるDAppsでトークンを運用⇒得られた報酬を他のDAppsで再投資する手法は、DeFiでしかできないので、CeFiの運用と比較して非常に魅力的ですよね。
4.国内取引所でDOTを買ってTaigaでLDOTをミントするまでの具体的な手順
TaigaではDOTをtDOTにミントして報酬を受け取ることも可能ですが、DOTをリキッドステーキングして、債権トークンのLDOTをtDOTにミントした方がAPYはお得なので、下記の手順でLDOTをtDOTにミントしましょう。
① GMOコインの取引所でDOTを買う
② GMOコインからpolkadot{.js}へDOTを送金する
③ GMOコインの取引所でDAIを買う
④ GMOコインからbinance.comへDAIを送金する
⑤ Binance ConvertでDAIとACAをスワップする
⑥ binance.comからpolkadot{.js}へACAを送金する
⑦ polkadot{.js}とAcalaを接続してDOTをブリッジする
⑧ ブリッジしたDOTをAcalaでステークする
①~⑧の手順は下にリンクを貼った記事でも詳しく解説しておりますので、この記事と合わせて読むことをおすすめします。
⑨ polkadot{.js}とTaigaを接続する
この画面では、「Enter dApp」のボタンを押せばpolkadot{.js}とTaigaを接続できます。
⑩ LDOTをtDOTにミントする
続いてLDOTをtDOTにミントしたい場合は、Mint-Simple Mintのメニューにて、「Select asset to mint tDOT」のプルダウンからLDOTを選択、LDOTの数量を指定してtDOTにミントしましょう。
LDOTをtDOTにミントする際に注意すべきこととして、ガス代として必ずACAが必要になるので、ウォレットに少額のACAを準備しておきましょう。
5.現在までの運用成績とtDOTをリディームする手順
① ミントしたtDOT:86,322.3702tDOT
② 請求していない報酬のtDOT:7.7175tDOT+2.089tDOT=9.8065
①+②=86,332.1767tDOT
レイヤー1のネイティブトークンをリキッドステーキングして、債権トークンを再投資することで利回りを向上させる手法は、他のチェーンでも解説しているところですが、Tiagaの出口戦略としては、報酬のtDOTを請求して、tDOTをLDOTもしくはDOTにリディームすることになるので、Taigaから撤退する場合の手順についても触れておきますね。
報酬のtDOTを請求したい場合は、Assetsのメニューから「CLAIM REWARDS」のボタンを押してトランザクションを実行すれば、報酬として付与されたtDOTを回収することが可能です。
tDOTをLDOTもしくはDOTにリディームしたい場合は、Assetsのメニューから「MINT/REDEEM」のボタンを押して、遷移した画面の下部に表示されている「ADVANCED MINT/REDEEM」のリンクをクリックしましょう。
この画面が表示されたら、「Mint」の右横に表示されている「Redeem」のタブを選択しましょう。
「Redeem」のタブを選択すると、この画面が表示されるので、リディームしたいtDOTの数量を指定して、かつLDOTを受け取りたいのか、DOTを受け取りたいのか、あるいはLDOTとDOTを受け取りたいのか選択(「Withdraw in balanced proportion」を右にスライドすれば可能)した上で、「Redeem」のボタンを押せば、Taigaからの撤退が可能です。
AcalaとTaigaで運用しているDOTは、少なくともBTCがATHを更新するまでは利確する気がないので、利確するまでの期間、どれだけDOTの数量を増やせるのか非常に楽しみですね。
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・ビットコインとイーサリアムをレンディングすれば、追加投資しなくてもトークンの数量を増やすことができる。
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以上、投資にドハマリしているくまちゃんのDeFiに関する記事でした\(^o^)/